宮部みゆき「ソロモンの偽証 第二部決意」

ソロモンの偽証 第II部 決意

ソロモンの偽証 第II部 決意

第1部の事件編を踏まえ、いよいよ第二部では学校内裁判に向け、弁護側、検事側それぞれが証言集め等にそれぞれ動きだし、第1部同様躍動感のあるストーリー展開があり、第二部もほぼ一気読み。
内容としては、少しずつ色々な伏線のようなものがでてきて、おそらく何かしらの驚きの展開がこのあと第3部で展開されるであろうことが予感される。普通の考えれば彼が〜という展開が考えられるが、まぁここではあまり書かずに、第3部を読み終わったら改めて振り返ってみたい。タイトルの「ソロモンの偽証」にヒントがあるような気はする。
それにしても10月に出版される第3部も楽しみ。この週末のほとんどをこの2冊を読むのに使ってしまったが、まぁこんな平和な週末がたまにはあっても良いでしょう。小説を読むだけで週末を使いきってしまったのは、おそらく貴志祐介「神世界より」以来。