今読んでいる本

日本思想史ハンドブック (ハンドブック・シリーズ)

日本思想史ハンドブック (ハンドブック・シリーズ)

苅部先生編集。

一般の読者と思想史研究の最前線とを少しでも近づけ、前近代と近代の、様々な思想が工作する、豊かな世界へと、多くの人をいざなおうではないか。そういうねらいから、この本を編みました。自分と世界が直面している、様々な問題について、西洋やインドのものではなく、日本の思想を参照しながら考えてみたい人。過去の日本に、どんな思想が花開いたか、その歴史に関心がある人。子供や外国の人から、日本の文化について問われ、答えに窮した人。そんな方々に、読んでいただければと願っています。

沖縄 だれにも書かれたくなかった戦後史

沖縄 だれにも書かれたくなかった戦後史

650ページもの大作。裏社会の沖縄の歴史が非常に生々しい形でドキュメント化されており、引き込まれる。

徹底抗戦

徹底抗戦

佐藤優同様獄中記録が面白い。孤独感というのもが一番辛いというのがよくわかる。本書の内容とは直接関係ないが、本書の中で引用されていた村川堅太郎教授の「ギリシアの衰退について」という論文の引用が目に止まった。シュンペーター出生率の低下を歴史の転換点と捉えていたというところで引用されていたもの。面白そうなので読んでみたいと思う。
岩波講座 哲学〈4〉 知識/情報の哲学

岩波講座 哲学〈4〉 知識/情報の哲学

紀平知樹「知識の委譲とリスク社会」を読む。文庫版で読んでいたものを何年かぶりに読み直す。改めて読み直してみると新たな気づきがあって面白い。翻訳も文庫版のものより読みやすくなっていると思う。