質問主意書

質問主意書一覧は、新聞とは違った情報源として参考になるので時々みているのですが、第170回国会の質問主意書はいろいろと面白いものも含まれており、答弁情報がうpされるのを楽しみにしている。長文質問に対して、いかに(逃げて)簡潔に答えるかというのは勉強になるので・・・。しかし質問者からするとほんと涙目になるほどの回答もありますねぇ。
あと関係ないですが、鈴木宗男氏は(相変わらず)たくさん質問されているようです。「外務省とある特定の国会議員の過去の関係が我が国の国益に及ぼした影響等に関する質問主意書」とか、すげー。

個人的には、「「地域振興券」および「定額給付金」の政策効果に関する質問主意書」は自分も気になっていたのだけれども、

1 「地域振興券」の政策の目的は何であったのか。
2 「地域振興券」の具体的数値目標はどうであったか。
3 「地域振興券」の数値実績如何。
4 「地域振興券」の政策目的の達成評価如何。

という質問にたいして、

1について
地域振興券については、「緊急経済対策」(平成十年十一月十六日経済対策閣僚会議決定)において、一つの柱として位置付けられたものであり、若い親の子育てを支援し、あるいは老齢福祉年金等の受給者や所得が低い高齢者層の経済的負担を軽減し、もって個人消費の喚起及び地域経済の活性化を図り、地域振興に資することを目的としていた。

2について
地域振興券を約三千百十四万人の交付対象者に確実かつ速やかに交付することを目標としていた。

3について
地域振興券の交付については、平成十年度及び平成十一年度に事業を実施し、申請のあった約三千百七万人に交付した。

4について
地域振興券については、新聞、テレビ等でもしばしば取り上げられるなど社会的反響も大きく、また、全国各地の商店街において地域振興券をきっかけとしてセールやイベントが開催されるなど、地域振興に大きな意義があったと考えている。

というのは、あまりにまとめすぎなのではないかと。1で「若い親の子育てを支援し、あるいは老齢福祉年金等の受給者や所得が低い高齢者層の経済的負担を軽減し、もって個人消費の喚起及び地域経済の活性化を図り、地域振興に資することを目的としていた。」と書いているのだから、4でもこれらの達成評価を書くべきじゃなかろうかと思ったり。