最高裁の違憲判決

最高裁の違憲判決 「伝家の宝刀」をなぜ抜かないのか (光文社新書)

最高裁の違憲判決 「伝家の宝刀」をなぜ抜かないのか (光文社新書)

上記の本と関連して、同時期に読んだ。

最高裁長官の事業を初代から追うことによって、「物語」のような違憲判決の歴史を舞台に上げる。あまり知られていない長官の素顔にふれて、”床の間”にある判決が少し身近に感じられるのではないか。(p.7)

戦後から現在までの最高裁長官の任期をもとに章分けされ、長官や判事の「人」の観点から、判決を分析している点が、単なる判決説明に留まらない読みやすさと面白さがある。