名前やデザインそっくり 正露丸ごたごた半世紀」(産経)

 正露丸日露戦争前、戦場で発生する赤痢や腸チフスの予防薬として当時の陸軍医学校が開発したのが起源とされる。服用を奨励するため、「ロシアを征服する」という意味を込めて「征露丸」と名づけられた。

 日露戦争終結後、製造販売が民間業者に開放され、大正時代には30以上の業者が参入。戦後も経済統制の解除とともに多くのメーカーが販売に乗り出した。しかし、厚生省(当時)が認可申請の際に行政指導したこともあって、現在ではほとんどが戦争を思わせる「征」ではなく、「正」の字を用いた「正露丸」になっている。

なるほど。そういう意味だったのか。