今読んでいる本

名著誕生2 ダーウィンの『種の起源』

名著誕生2 ダーウィンの『種の起源』

茂木さんの講演などを聴いていると、度々ダーウィンの「種の起源」について取り上げられるので、薄い本だったし買って読んでみた。ダーウィンの生き方や「種の起源」を書くまでにいたる人生観などが躍動感を持って書かれており、大変面白かった。というかこの「名著誕生シリーズ」はどれも面白い予感がする。せっかくなのでこのシリーズは制覇してみようかと。
ちなみに、この本の解説はやはりというか茂木さんが書かれていた。
移りゆく「教養」 (日本の“現代”)

移りゆく「教養」 (日本の“現代”)

待ちに待った苅部先生の本が出たということなので、さっそく買ってみた。これまでたくさん出ていた「教養」に関する本などはあまり読んでいないのだが、それでもかなり苅部先生なりの個性が文章に反映されている特徴のある「教養」についての考察なのではないかと個人的には感じました。

だがここでは、先に述べたように、広い意味での「政治」にかかわる性格を入口にしながら、「教養」について語ってみたい。そうした方向からの議論が、いまの日本ではとりわけ欠けているように思えるからである。「政治的判断力」と「教養」と日本の伝統文化、その三者の関係は、これまでどう論じられてきたのか。そして今後のあり方を考える手がかりは、どこに見出せるのか。この本ではそうした問題をめぐって議論してみたい。(p.14)